ありがとう

ある営業の方がお見えになった。

Mさん。

とても頭の良い方で
信頼できる方でございます。

彼は結婚13年目だそうだ。
お子さんが2人。

あまりご自身の家庭の事は
喋らない方ですが
節々に素敵な奥様がいらっしゃるんだろうなぁ〜
というフレーズが出るのが好感が持てる。

「ちゃんと奥さんに
綺麗だよって言ってる?」

「言ってないですねぇ。」

「好きだよは?」

「言ってないですねぇ。」

「じゃ、ありがとうは?」

「言ってないですねぇ。」

そして
「そもそもどのタイミングで
ありがとうって言うんですか?」
と、仰る。

「沢山あるでしょう。
例えば『今日もメシが美味かったよ。
ありがとう』とかさ。」

「そんなもんでしょうか。」

そんなもんだと思いますね。

上沼恵美子さんが
ラジオで言ってた話。

子育てをしている時には
夫婦は「子育て」という共同作業があるから
2人で前を向いて進むんだそうですね。

しかし子供が巣立った後
残された夫婦は
2人で前を向くのではなく
向き合うカタチになるらしい。

その時に
何を喋っていいかわからない
どう接していいかわからないというパターンがあるらしい。

そして
特に男性は自分の妻が
いつまでも自分に惚れていると
思い込んでしまっている節があると言う。

その話をMさんに致しました。

少年隊のふっくんが
結婚して20年目のクリスマスに
家に帰ったら
妻と子供が引っ越した後で
家がもぬけの殻になっていたらしいですね。

妻に言わせると
結婚生活13年目に
既に離婚を決意していたらしい。

西洋人の様に
「愛しているよ、ハニー」なんてぇのを
一日中言えと言っているわけではなく

ちょっとした時に
ちょっとした気遣い
そして
ありがとうという感謝の言葉を言うだけで
全然違うと思うわよ…Mさん。

まだ13年目なら間に合うから。

「貴重なご意見ありがとうございます。
早速、今夜から言ってみようと思いますっ!」

そう言って彼は帰っていきました。

ちゃんと言ったかなぁ…。