役者

藤山直美と香川照之の対談を
YouTubeで観ておりまして
藤山さんが面白い事を仰っておりました。

舞台で演じる役者を
お客様が観るわけですが

「お客様は(演技の)本質を見抜きますよ。
だって人間は皆、役者ですからね。」と
仰っているのを聞いて

なるほどなぁ…と思いました。

朝起きてから
その舞台は始まり

母として父として…とか
妻として夫として…とか
職場での自分として…とか
恋人として…等
その役柄を無意識に演じていますね。

またスーパーに買い物に行くにも
ある程度の人目というのは
気にしますから
やっぱり演じているわけですな。

部屋で一人でくつろいでいても
電話が鳴れば
「ど〜も!どしたぁ?」と
声色を変えるわけですから

そうやって考えてみると
ずっと演じっぱなしでございますね…我々は。

本当の素でいられる自分は
トイレの座面に座って
壁を見ている時位でしょうかね。

用を足して
手を洗い
鏡を見て
自分の仮面が剥がれていないか確認し
またそれぞれの舞台に行くのでしょうなぁ。

そうやって考えてみると
何だか人間って健気だなぁと
思ったり致しました。