めんどくさい

その方とのお付き合いも
かれこれ30年近くなりますので
長いっちゃぁ長いのですが

長電話好きのこの私から
彼に電話をした事は一度もなく

酒好きの私から
彼にお酒をお誘いしたことも一度もなく

電話で飲みに誘われると

一応は行くんですけれども

必ず
「やっぱりつまらなかったなぁ…。」と

毎度、毎度後悔をするので

最近では
「あまりにもつまらない酒の席」というのが
逆に、面白いなぁ…なんていう、
逆転の発想と申しますか
そうでも考えないと
付き合ってらんないと申しますか

そういう不思議な立ち位置の方がおられます。

ちなみに彼には内緒ですが
スマホに登録してある
彼の名前が

「めんどくさい」

めんどくさい氏は
①自分の話しかしない
②話が長い

ここまでは私と同じでございますね。

しかし
私とやや異なる(と、思う)のが
③気配りがゼロ

なのでございます。

彼の人柄を象徴した
「一人カラオケ事件」というのがございます。

カラオケボックスに誘われたので
一度、初めて二人で行ったわけです。

入室し飲み物を注文すると
彼は手慣れた様子で
自分の歌いたい歌を入力し始めたのですが

連続で十数曲入れたんです。

私は最近では
カラオケは殆どやりませんから
いいんですけれどもね。

「スゲ。一人カラオケしてる…。」と
びっくり致しました。

ちなみに…
彼の長所(って言うのかな)は
「もうつまんないから帰りたい。」と、言うと

「おお。じゃぁ、帰ろうか。」と
全く気にしない所。

めんどくさい氏は
気配りゼロですから
相手が「何故つまらないのか…」なんて
全く気にしないので

その辺は楽(?)なのでございます。

結局のところ
彼は決して悪い人ではないという理由と
「つまらない」の定義と申しますか
私にとってはつまらないけれども
私の価値基準がおかしいのかもしれませんからね。

縁を切る理由もございませんから
年に数回のやり取りがあり
現在に至っております。

さて…先ほど、スマホを見ると
彼からの着信履歴がございました…。

嗚呼…
今夜、電話をしないと…。

やっぱり「めんどくさい…。」