スパルタな…

開業当時から通って下さっている患者さんで
私よりも少し年齢がおねえさんの女性のTさん。

身長が165センチ以上で体重が55キロですから
一般的に言えば
とてもスレンダーな方なんですな。

しかし
彼女にしてみると
以前はずっと48キロ前後の体重で生きてこられたから
ご自分の現状に満足していないわけですな。

そんなお話を伺いまして

「そうね。もう少し絞ってもいいかもね。」と
踏ん反り返る私。

(↑つか、お前が絞れっ!)

これ、客観的に見ればおかしな光景ですな。

”デブ”がスレンダーな女性に
「もっと自分を追い込んで運動しないと!」と
説教しているわけですから。

またTさんも、
歯医者に来て
首にエプロンをかけてもらっているのに

ダンベルを持たされて
必死でスクワットをするわけですな…彼女、真面目ですから。

「大分、フォームがきちんとしてきたじゃない。
その調子で頑張って!」と
ものすごい、上から目線のデブ。

ここは何屋なん?!!

というか、そこの偉そうなデブは何なん?!!

という光景ですな。

しかし患者さんも慣れたもので
むしろ、ここはそういった”珍事的光景”が
普通でございますから
全く違和感を感じておられませんで
有難い事でございますね。

「今日はね、新しいメニューを一つだけ加えます。
”腹筋”ですね。」

ヨガマットを出す。

腹筋は水平位で横になりますね。
そして膝を曲げます。

ここで足を押さえもらったり
タンスの引き出しにつま先を引っ掛けたりしてはダメ!

足を押さえてもらっている力で
上半身を上げてしまうと
腹筋への効果が半減してしまいます。

膝を曲げて横になり
足は押さえてもらわずに
自力で上半身を上げる。

これが案外、慣れないと難しい。

Tさんは
「う”ぐっ…」と
ひっくり返されたリクガメの様な動きを
しばらくしておりましたが
何とか3回をクリアー。

「毎日、3回だけやってね。
慣れてきたら回数を増やすことっ!」

スパルタなデブである。

「でもねぇ…先生、楽しいのよぉう。」とTさん。

是非頑張って48キロになって頂きたい。

(↑だからお前が頑張れっ!)