「済」

私は耳がいいのが自慢なんです。

音を覚えるのが得意。

さて…
しばらく前に
英語のグループレッスンで
一緒になったサウジアラビアの女性。

あちらの方独特の訛りのない
キレイな英語を喋る方で
大学生なのだそうです。

気があったので
Skypeでやり取りさせて頂いております。

丁度、映画の影響もあり
サウジアラビアモードだった私は
映画のシーンにあった「コーラン」の一節を
暗唱したので
早速!図々しくも!
ご披露いたしました。

もちろん彼女達にとっては
神聖なるものですから

「残念ながら
意味はわからないのだけれども
”音”とても美しいと思ったので
暗唱してみたんですが
失礼にあたりますか?」と、聞いたら

そんな事はないですよ。
是非聞きたいです…と
”社交辞令”で言って下さったのでしょうが

基本的にポジティブ思考の私は
社交辞令なのに

え…っと…それでは…と
やる気満々でご披露。

これが殊の外、大ウケで
彼女は大笑いしながら
発音はかなり違っていたらしいけれども
「雰囲気は確実!」と、
現地の方にお墨付きを頂き
大満足いたしまいした。

私はメモ帳に
「やらなきゃいけいない事項」という
長い一覧のリストがあるのですが

その中の一つに記載されていた

「コーランの暗唱」には
二重線を引き
「済」と書いて終了いたしました。

「津軽弁をネイティヴに喋る」…というのが
かなり難題で
津軽出身の衛生士がおりますので
彼女を師と仰ぎ
目下、猛練習をしております。

「かんみあわせぇがたかいんでぇねぇべかのぉ…」
(噛み合わせが高いのではないでしょうか?)

何事にも興味津々の私でございます。

ちなみに…Skypeでございますが
私の大切なiMac君でやっておりますが

IMG_0780

カメラの部分に絆創膏をはってあります。
別におでこをぶつけたわけでは
ございません。

IMG_0781

久しぶりに遊びに来る友人達の
「激太りしてどうしたのぉ?!」には
うんざり気味でございますので

これ、ワールドレベルで
チヒロが激太りしたらしい…と
噂が広まってしまうと
海外からのパパラッチが
押し寄せてくる事が予想されるので
(↑被害妄想…相変わらずの)

Skypeでは
カメラの調子が悪い…と
ごまかしております…。

早く痩せろっ!って話なんですがね。

美しい彼女

ワタクシ、昭和大橋歯科医院のHP並びにブログの管理をさせていただいております、
和泉と申します。
本日は私事で大変恐縮なのですが、家族のお話をしたいと思っております。

彼女の性格はまるで人懐っこくなく、ヤキモチ妬きで、女嫌い。
唯一心を許すのは男であるワタクシです。

いつもワタクシの近くにいて、どこに行ってもついてきて、彼女のお気に入りの寝床は
ワタクシの大腿部の上です。

なにがあっても動じず、冷静沈着、どこまでドライな性格なのかと呆れるほど、
彼女はいつも毅然としていました。

ところが、ここ2か月ほど、妙に機嫌が悪く、
妹にもきつく当たっているようにも見え、叱ったりもしました。
それがサインだったのにも関わらず、ワタクシは気付いてあげることができませんでした。

もう既に手術ができないほど、腫瘍が大きくなっており、手の施しようがない。
いつ逝ってもおかしくはない、と今日の昼過ぎに獣医から連絡を受けました。

 

どうか神様、元気に公園を走り回っていた頃の、あの子に戻してやってください。
どうか神様、妹と取り合いになるほどご飯を食べていた頃のあの子に。

どうか神様、いつも寝ている僕の懐にそっと寄り添ってくれる彼女に、
いつも家族を見守ってくれていた彼女に、もう少し時間をいただけませんでしょうか。

神様、僕にはまだ彼女が必要です。まだまだ、やり残したことがいっぱいあります。
連れて行きたい場所も、まだまだまだまだいっぱいあります。
僕の子供たちとも、もっといっぱい遊ばせてやりたいんです。

 

しかし今、苦しむ彼女にもっと生きていてほしいと願うのは、人間のエゴかもしれません。
でも、それでもどこかで「もう少しだけ、もう少しだけ」と思ってしまう自分がいます。

彼女はいつも毅然としていました。
こんな時でも、彼女の眼差しは冷静です。
ワタクシに、しっかりと看取って欲しいと願う、真剣な眼差しです。

そんないつも冷静な彼女に、ワタクシはなんと声を掛けてやったらいいのでしょうか。

同じ9歳のワタクシの娘には、初めての経験をさせることになります。
父として、ワタクシは娘に伝えなければならないことがあるはずです。
冷静に、毅然と娘に伝えなくてはならないのはワタクシの方です。

こんな小さなカラダの彼女に、それを教えられているようです。

どんな言葉をもってしても、今の彼女を救ってはあげられませんが、今日の一句。

喜怒哀楽 隠せる女の 美しさ

 

彼女はいつも毅然としていました。
いつも毅然と強くいたのは、彼女に美意識があるからだと思う。
犬であれ、人間であれ、彼女は女として生を全うしようとしているのだと。

でも神様、どうかもう少しだけ時間を。

切に願います…

「愛と哀しみの果て」(1986年)という
メリル・ストリープと
ロバート・レッドフォードが共演した
アフリカを舞台にした
美しい映画があります。

その中で…
主人公のメリルストリープが
アフリカの原住民の
子供達を集めて
英語の読み書きを教えるシーンがあります。

するとロバート・レッドフォードが
「何で英語を
教える必要があるんだ?」と、聞くんです。

ごもっとも!!…と、思いました。

その部族の人々は
長い歴史の中で
英語でない言語で
コミニュケーションを
とっていたわけですから

特に映画での時代設定…
つまり、1930年代当時に
彼らが英語を学び
喋れる様になったトコロで
イギリスからの入植者達の
召使いになる位しかありませんから

だったら
マサイ族じゃございませんが
彼らの伝統通りに
暮らした方が

実は彼らにとっては
幸せなのでは?という事を

ロバート・レッドフォードは
言いたかったわけですね。

どーも、英語圏の方というのは
ご自分達の価値観を
無理強いする傾向がある。

ちょっと前の話になりますが
クジラを食うな!とかね。

うるせぇっ!ってんですよ。

こっちとらぁ…
クジラ様を食しますけれども
ヒゲ一本だって無駄にせずに
使わせて頂いているという
古〜い文化があるんですよ。

ひとんちの事に
ゴチャゴチャ言うんじゃないよ!と、言いたい。

(まぁ…個人的には
クジラと馬は可哀想だとは思い
積極的には食べたくないのですけれども。)

2011年の映画で
アフリカ出身のスーパーモデル
ワリス・ディリーの人生を描いたもので
「デザート・フラワー」という作品がございます。

これは非常にショッキングな映画で
FGM(女性割礼)という風習を
描写したシーンがございます。

FGMに関しましては
撲滅させようと熱心に活動している
人権団体の女性の知人もおります。

私も一時は非常に心を痛めまして
憤りを感じましたね。

そもそも無麻酔で抗生物質の投与もなく
非常に原始的な施述でおこないますから
命を落としてしまう場合もございますし
何とか出来ないものかと思いましたが

色々調べてみると
それもその地域の数千年に及ぶ習慣であり
宗教的背景もございまして
特に母親が自分の娘を
(習慣ですから)何の迷いもなく
積極的にさせる場合も多く

結局のトコロは
女性自身がまず最低限の教育を
受けられる制度を作って
違う価値観もある…という事を
彼女達に知ってもらい
「選択する自由」を与えてあげるしか
ないような気がして

となると
あまりにも規模が大きくて
あまりにも根が深すぎて

私は人権問題の専門家でも
何でもないただのオバちゃんなので
途方にくれてしまうわけです。

話は飛んで
サウジアラビアの事。

あちらでは父親又は男の親戚だけが
娘の結婚相手を決める決定権を
持っているらしい。
(基本的には同じ部族間でのみ
結婚するらしいですね。)

ですから10歳位で
嫁がされる場合もあるわけです。

数年前に読んだ
サウジアラビアの記事で

自分で選んだ結婚相手を
父親に反対されたので
何と!娘が裁判所に父親を訴えたんですな。

これは「お!やるねぇ…」と、ニヤリとし
非常に小気味良かったですね。

最近はこういったケースが増えてきて
結婚の自由を訴える女性の殆どが
大卒のキャリアウーマンなんだそうです。

ちなみに
訴えた女性の申し立ては
残念ながら却下されたらしいです。

まだまだ道のりは遠いわけですね。

このサウジアラビアという国ですが
2012年の「少女は自転車にのって」という
映画がございます。

これはアカデミー賞でも受賞した作品で
監督がサウジアラビアの女性なんです。

サウジアラビアの女性というと
ニカーブという黒装束を
身にまとうイメージがございます。

2015-10-29 14.44.50

イスラムの戒律と習慣でガチガチな国で
女性はいつも黒装束なんだろうなぁ…と
勝手に思い込んでおりましたが
全くの間違いでございました。

映画ではその厳しい規制の中で
女性達は工夫をこらし
それぞれお洒落を楽しんでいるのだなぁ…と、
驚きました。

ニカーブからチラリと見える
校長先生の靴が
ピンヒールであったり

アクセサリーが
とても個性的であったりと。

またアイメイクが
パンチが効いていて
個人的には大好きでございます。

黒のピンヒールに
ニカーブにサングラス。
そして
差し色としてのバックが
とても素敵でございました。

また自宅では何を着てもいいんですね。

主人公の女の子は
デニムにTシャツが
とても似合っておりましたし

ひと昔前に流行った
ヴェルサーチっぽい柄の
ブラウスを着たお母様が
とても綺麗でしたね。

歴史のある国の文化風習を
自分のちっぽけな
価値判断だけで決めつけて
無理やり自分の価値基準を
押し付けてしまうのは
やや強引な気がいたします。

しかし
やはり「人」として
せめて「選択出来る権利」だけは
与えてあげて欲しいなぁ…と
切に願う私でございます。